長文のテキストで構成されたコンテンツ等を、適当に電子書籍の体裁にして電車などでダラダラ読めると便利かなーと思ったのでざらっと調べてやろうかと思います。
epubてなんぞや
大雑把には、XHTMLと書籍情報やメタデータをZIPにパッケージしたものみたいす。
テキストをepubにする
今回はsigilってので作ってみます。これは単なるepubへの変換ツールではなく、電子書籍用のWYSIWYGなエディタなので、今回の目的に対してややオーバースペック気味な感じがしますが、まあいいや。あとMac OS X Lionな方は「Text to epub file」なんてスクリプトが標準でのってるという話もあります。でも自分まだれおれおなんで。
んでそのSigil(Sigil-0.4.2-Mac-Package)をダウンロードしてきて起動した時点でこんな画面です。.ncxてのは目次情報、opfてのは構造を定義するファイル、らしいです。
エディタ部分にhogeとだけ打ちこんでhoge.epubという名称で保存し、iTunesのファイル→ライブラリに追加でインポートするとこんな感じになります。これをiOSデバイスに同期してあげるとまあ一応読めるので、単純にテキストをコピペってきてこの手順で読む事は可能ではあります。
もう少し本らしくする
たぶんメタデータ、目次、表紙あたりがあるとだいぶ本らしいです。
・メタデータ(書籍名、作者名、言語)
Tools→Meta Editorでメタデータのエディタを開くと、とりあえず書籍名、作者名、言語が入力できます。メタデータはほんとはもっとごちゃごちゃいろんな情報入れられるので、入れたい人は調べて入れるといいと思います。
・目次
次に目次の作成。まず目次にしたいところを選択し(上の緑色にハイライトかかってるのが選択してる部分です)、これを左上の<Select heading>でHeding 1あたりにします。
そんで、したあとで右下のGenerate TOC from headingsてのをクリックすると、さっきHeadingの設定したやつを拾って来てくれて目次にしますかいと聞いてきてくれます。これでOKならOK。
・表紙
恐らくむかしのiPhoneに合わせてHVGA(320x480px)とかにしときゃ収まりがいいかと思われますのでそんな感じで表紙をでっち上げます。形式はPNG、JPEG、GIF、SVGのいずれかです。とりあえずPNGにしときました。
Imageフォルダでコンテキストメニュー開いてAdd Existing imagesを選択して作った画像を選ぶと画像をインポート出来ますので、これを選択してまたコンテキストメニュー開いてAdd Semantics→Cover Imageで表紙に指定したげます。
iOSデバイスにインポート
iTunesのファイル→ライブラリに追加でインポートするとブックに登録されますので、その後デバイスに同期してあげるとこんなかんじでiBooksで読めるようになります。緑が適当に表紙画像つけたやつで、青いのは比較用に青空文庫からもろてきたものです。本棚の真ん中と、本を開いてみた様子がさっきのhogeしか入れてないやつですね。
これでweb上にあるかわちさんの日記等の長文を電子書籍っぽい体裁でiOSデバイスのライブラリに置いとくことが出来るようになりました。おわり。
参考
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